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矯正治療はなぜ痛い?原因と痛みを和らげる方法を解説

矯正治療はなぜ痛い?原因と痛みを和らげる方法を解説

目次

たまプラーザ駅徒歩2分の歯医者・矯正歯科「たまプラーザむろき歯科・矯正歯科」です。
矯正治療は「痛い」と感じる方が多く、治療をためらう理由のひとつになっています。
ではなぜ、矯正治療では痛みを感じるのでしょうか。
矯正中の痛みの原因とその対処法を詳しく解説します。
今回は、痛みの種類やピーク時期、痛みを和らげる具体的な方法までわかりやすく紹介します。
記事を読むことで不安を解消し、安心して矯正治療に臨むことができるでしょう。
結論として、矯正治療の痛みは一時的であり、多くの人が十分に乗り越えられるレベルです。

 

矯正治療で痛みが起きるのはなぜ?

矯正中の痛みの主な原因は、歯を動かすことによる圧力にあります。
歯は顎の骨に埋まっており、矯正装置で力を加えると、骨が吸収と再生を繰り返して歯が移動します。
この過程で歯根膜という組織に刺激が加わり、炎症や痛みが発生するのです。
特にワイヤー調整の翌日から2〜3日後に痛みのピークが訪れるとされます。
しかし、通常は1週間ほどで和らぎ、徐々に慣れていく人がほとんどです。

 

矯正中に感じる主な痛みの種類

矯正治療中に感じる痛みには大きく3つの種類があります。

  • ・歯が動くことによる圧迫感やズキズキした痛み
  • ・装置が頬や舌、歯茎に当たることで起こる擦れや口内炎
  • ・咀嚼時の鈍い痛みや違和感

それぞれの痛みには異なる原因があるため、正しく理解することで適切な対策がとれます。
特に装置による刺激は装置の種類や装着位置によっても異なります。

 

痛みのピークと継続期間を知っておこう

痛みのピークは調整日の翌日から3日目にかけて訪れます。
その後、数日から1週間ほどで痛みは落ち着くことが一般的です。
ただし、個人差があるため、2週間ほど違和感が続くこともあります。
その際は装置に不具合がある可能性もあるため、担当の歯科医に相談しましょう。
痛みが落ち着くと、食事や日常生活にも徐々に慣れてきます。

 

痛みをやわらげる対処法と工夫

矯正中の痛みは工夫次第で軽減することが可能です。
以下のような対処法を組み合わせて活用すると効果的です。

  • ・保冷剤や冷たい飲み物で患部を冷やす
  • ・医師に処方された鎮痛剤を適切に服用する
  • ・柔らかく冷たい食品を選ぶ(ヨーグルト、スープ、ゼリーなど)
  • ・装置が当たる部分には矯正用ワックスを使う
  • ・マウスピースの角が当たる場合はやすりで軽く調整する

痛みが強く長引くときには我慢せず、歯科医院で調整してもらいましょう。
特にワイヤーが飛び出していたり、装置が外れているようなときはすぐに対応が必要です。

 

装置の種類による痛みの違いと選び方

矯正装置のタイプによっても痛みの感じ方に差があります。
ワイヤー矯正は歯の移動量が大きく、痛みが出やすい一方で、マウスピース矯正は比較的弱い力で歯を動かすため痛みが少ない傾向です。
また、裏側矯正は装置が舌に当たるため、話しづらさや強い違和感を覚えることがあります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、生活スタイルや痛みへの耐性に応じて選ぶことが大切です。

  • ・ワイヤー矯正:痛みが強いこともあるが、細かい調整が可能
  • ・マウスピース矯正:痛みが少なく、取り外しできて衛生的
  • ・裏側矯正:見えにくいが、違和感が強く装着が難しい場合もある

治療を始める前に、専門医と相談して自分に合った方法を選ぶようにしましょう。

 

まとめ

矯正治療の痛みは、歯が動くことで生じる一時的な反応です。
痛みのピークや種類を正しく理解し、冷却やワックス、柔らかい食事などの対策をとることで、無理なく乗り越えることができます。
装置の種類や個人の感受性によっても痛みの感じ方は異なるため、自分に合った治療法を選ぶことが大切です。
不安な点がある場合は、信頼できる歯科医に相談し、納得したうえで治療を進めましょう。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

室木 貴行 | Muroki Takayuki

北海道大学歯学部を卒業後、恵愛歯科および笠原歯科に勤務。その後、笠原歯科人形町で院長として勤務し、1998年にむろき歯科医院を開業、さらに分院としてふぁみりあ歯科を開業

 

【略歴】

 

【所属団体】

 

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住所:神奈川県横浜市青葉区新石川3-4-18

TEL:045-912-2633

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