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矯正は10年で後戻りする?リテーナーの重要性と対策

矯正は10年で後戻りする?リテーナーの重要性と対策

目次

たまプラーザ駅徒歩2分の歯医者・矯正歯科「たまプラーザむろき歯科・矯正歯科」です。
矯正治療を終えて10年経つと、歯並びはどうなっているのでしょうか。
長い時間をかけて整えた歯が後戻りしてしまうのではないかと不安に感じる方も多いはずです。
実際、リテーナー(保定装置)の使用が不十分だったり、生活習慣の影響を受けたりすると、歯並びは少しずつ変化します。
今回は、矯正治療から10年後の歯並びの変化とその原因、後戻りを防ぐ方法について詳しく解説します。
長期的に美しい歯並びを維持するためのポイントを知り、矯正後も安心して過ごしましょう。

 

矯正後に後戻りする原因とは

矯正治療後に後戻りが起こる原因はいくつかあります。
最も一般的なのは、リテーナーの装着が不十分なことです。
矯正後の歯は、周囲の組織が安定するまでリテーナーで固定する必要がありますが、適切に使用しないと元の位置に戻ろうとします。
また、歯ぎしりや食いしばり、頬杖をつくなどの習慣が歯に余計な力を加え、歯並びが変化することがあります。
加齢に伴う骨の変化や歯周病の進行も、長期間の後戻りの一因となることがあります。

 

リテーナーを正しく使わないとどうなる?

矯正後にリテーナーを適切に使用しないと、せっかく整えた歯並びが崩れるリスクが高まります。
特に、矯正を終えた直後の1年は、歯が動きやすい時期です。
この期間にリテーナーを正しく装着しないと、歯は元の位置に戻りやすくなります。
一般的に、リテーナーの装着期間は以下のようになります。

  • ・矯正終了後〜3か月:1日20時間以上装着
  • ・3か月〜半年:1日の半分程度装着
  • ・半年〜2年:夜間のみ装着
  • ・2年以上:定期的に装着を続ける

リテーナーの種類には、着脱可能なマウスピース型やプレート型、歯の裏側に固定するワイヤー型などがあります。
どのタイプも、歯科医師の指示に従い、適切に使用することが重要です。

 

10年後に歯並びが変わる理由

矯正治療から10年経つと、歯並びに少しずつ変化が生じることがあります。
その主な理由として、以下の点が挙げられます。

  • ・加齢による骨の変化
    歯を支える骨が変化し、歯の位置がずれることがあります。
  • ・歯ぎしり・食いしばりの影響
    無意識に強い力がかかると、歯が徐々に動きます。
  • ・歯周病や虫歯の進行
    歯を支える組織が弱くなり、歯並びが崩れやすくなります。
  • ・噛み合わせの変化
    日常の食事や習慣によって噛み合わせが変わり、歯が移動することがあります。

これらの影響を最小限に抑えるためには、定期的な歯科検診を受けることが重要です。

 

後戻りを防ぐための習慣

矯正後の歯並びを維持するには、以下のような習慣が役立ちます。

  • ・リテーナーの定期的な使用
    完全に歯が固定された後も、夜間装着を続けることで後戻りを防げます。
  • ・歯ぎしり対策
    ナイトガード(マウスピース)を使用し、歯への負担を減らしましょう。
  • ・正しい姿勢を保つ
    頬杖やうつ伏せ寝を避けることで、歯並びへの負担を軽減できます。
  • ・バランスの良い食生活
    硬い食べ物を適度に取り入れることで、顎の筋肉を鍛え、歯並びを安定させます。

また、定期的に歯科医院を受診し、噛み合わせのチェックやクリーニングを受けることも大切です。

 

矯正後のメンテナンスが重要

矯正治療の効果を長く維持するには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
後戻りを防ぐために、以下の点を意識しましょう。

  • ・歯科検診を年に2〜4回受ける
    歯並びの変化を早期に発見し、必要な対策を取ることができます。
  • ・歯周病予防を徹底する
    歯磨きやフロスを使って口腔内を清潔に保ち、歯の動きを抑えましょう。
  • ・噛み合わせのバランスを維持する
    定期的な調整で、歯並びが崩れるのを防ぎます。

矯正治療後もこれらのポイントを守ることで、10年後も美しい歯並びを維持することができます。

 

まとめ

矯正治療から10年経過すると、歯並びが変化する可能性があります。
主な原因はリテーナーの装着不足や生活習慣、加齢による骨の変化などです。
後戻りを防ぐには、リテーナーの定期的な使用、歯ぎしり対策、正しい姿勢の維持が重要です。
また、定期的な歯科検診を受け、噛み合わせのチェックやクリーニングを行うことで、歯並びの変化を最小限に抑えられます。
矯正後も適切なケアを続けることで、美しい歯並びを長く維持しましょう。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

室木 貴行 | Muroki Takayuki

北海道大学歯学部を卒業後、恵愛歯科および笠原歯科に勤務。その後、笠原歯科人形町で院長として勤務し、1998年にむろき歯科医院を開業、さらに分院としてふぁみりあ歯科を開業

 

【略歴】

 

【所属団体】

 

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住所:神奈川県横浜市青葉区新石川3-4-18

TEL:045-912-2633

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