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歯周病は何歳から始まる?年齢別のリスクと予防法を解説

歯周病は何歳から始まる?年齢別のリスクと予防法を解説

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たまプラーザ駅徒歩2分の歯医者・矯正歯科「たまプラーザむろき歯科・矯正歯科」です。
歯周病は大人の病気と思われがちですが、実は子どもや若年層でも発症することがあります。
では、具体的に何歳から歯周病のリスクが高まるのでしょうか。
厚生労働省の調査によると、小学生の約3割が歯肉炎を発症しており、20代から歯周病の割合が増加することが分かっています。
今回は、歯周病が発症しやすい年齢やその原因、予防方法について詳しく解説します。
早めに対策を取ることで、将来的に健康な歯を維持することができます。
正しい知識を身につけ、歯周病を防ぐための習慣を今日から始めましょう。

 

歯周病は何歳から発症するのか

歯周病は、年齢に関係なく発症する可能性があります。
特に、歯磨きが不十分な場合や生活習慣の乱れがあると、若いうちからリスクが高まります。
厚生労働省の調査によると、5歳~14歳の約4割が歯肉炎を発症し、15歳~24歳では約6割が歯茎に炎症を抱えていることが分かっています。
さらに、20代から歯周病の進行が見られるようになり、30代では約8割が何らかの歯周病の兆候を示しています。
こうしたデータからも、歯周病は高齢者だけの病気ではないことが明らかです。

 

若年層の歯周病の原因

若年層の歯周病は、生活習慣やホルモンバランスの変化によって引き起こされることが多いです。
特に、以下の要因が関係しています。

  • ・歯磨き不足によるプラークの蓄積
  • ・食生活の乱れ(糖分の多い飲食の摂取)
  • ・ストレスや睡眠不足による免疫力の低下
  • ・喫煙習慣(10代後半から増加傾向)
  • ・女性ホルモンの影響による歯肉炎の発症

思春期になると、女性ホルモンの増加に伴い「思春期性歯肉炎」が起こりやすくなります。
このため、特に10代の女性は歯茎の腫れや出血に注意し、適切なケアを心がける必要があります。

 

30代からの歯周病リスクと進行

20代では軽度の歯肉炎が多いですが、30代以降は歯周ポケットが深くなり、本格的な歯周病へと進行するケースが増えてきます。
歯周病が進行すると、以下のような症状が現れます。

  • ・歯茎が下がり、歯が長く見える
  • ・歯がぐらつく、噛みづらい
  • ・口臭が強くなる
  • ・歯茎からの出血や膿が出る
  • ・歯が抜けるリスクが高まる

歯周病は、進行すればするほど治療が難しくなります。
40代以降になると、歯周病による歯の喪失が顕著になり、インプラントや入れ歯が必要になるケースも少なくありません。

 

歯周病を防ぐための対策

歯周病の予防には、日々のセルフケアと定期的な歯科検診が欠かせません。
特に以下のポイントを意識することが大切です。

  • ・毎日の歯磨きを丁寧に行い、歯間ブラシやデンタルフロスを併用する
  • ・バランスの取れた食生活を心がける(特にビタミンC・カルシウムを多く含む食品を摂取)
  • ・定期的に歯科医院でクリーニングを受ける(3~6ヶ月ごとが理想)
  • ・禁煙をする(タバコは歯周病のリスクを大幅に高める)
  • ・ストレスを溜めず、規則正しい生活を送る

また、歯周病は全身の健康にも影響を及ぼすことが知られています。
特に糖尿病や心血管疾患と関連が深いため、生活習慣病の予防とあわせて口腔ケアを徹底することが重要です。

 

まとめ

歯周病は年齢を問わず発症する可能性があり、特に10代後半からリスクが高まります。
20代から歯周病が進行し、30代以降では重症化するケースも増えてくるため、早めの予防が重要です。
毎日の正しいセルフケアと定期的な歯科検診を習慣化し、歯周病の進行を防ぎましょう。
健康な歯を維持するために、今日からできることを始めることが大切です。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

室木 貴行 | Muroki Takayuki

北海道大学歯学部を卒業後、恵愛歯科および笠原歯科に勤務。その後、笠原歯科人形町で院長として勤務し、1998年にむろき歯科医院を開業、さらに分院としてふぁみりあ歯科を開業

 

【略歴】

 

【所属団体】

 

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住所:神奈川県横浜市青葉区新石川3-4-18

TEL:045-912-2633

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