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歯列矯正で骨格は変わる?変化の仕組みと対策を紹介

歯列矯正で骨格は変わる?変化の仕組みと対策を紹介

 

目次

たまプラーザ駅徒歩2分の歯医者・矯正歯科「たまプラーザむろき歯科・矯正歯科」です。
歯列矯正で顔の印象が変わると聞いたことがある人は多いでしょう。
実際に矯正治療を受けた後に「フェイスラインがスッキリした」「口元が整った」と感じる人も少なくありません。
しかし、矯正治療によって骨格そのものが変わるのかについては誤解されやすいポイントです。
特に、「矯正をすると小顔になる」「顔が変わりすぎて後悔する」といった噂を耳にしたことがあるかもしれません。
では、歯列矯正によって本当に骨格は変わるのでしょうか。
今回は、矯正による顔の変化のメカニズムや、注意すべきポイントについて詳しく解説します。

 

歯列矯正で骨格は変わるのか

歯列矯正は基本的に歯を動かす治療であり、顎の骨格そのものを変えるわけではありません。
歯が正しい位置に並ぶことで、口元のバランスが整い、顔の印象が変わることがあります。
例えば、出っ歯や受け口が改善されることで、横顔のEラインが整い、フェイスラインがスッキリと見えるようになります。
ただし、これは歯並びの変化によるもので、骨自体が大きく変わるわけではありません。

一方で、成長期の子どもであれば、矯正装置を用いた治療によって顎の成長をコントロールすることが可能です。
これは「顎顔面矯正」と呼ばれ、特に受け口や顎の成長不足を改善するために行われます。
大人の場合は、骨格の大きな変化を望む場合、外科手術を伴う矯正(外科矯正)が必要になるケースもあります。

 

矯正で変わる顔の特徴

歯列矯正をすると、以下のような変化が見られることがあります。

  • ・口元が引っ込み、横顔のEラインが整う
  • ・噛み合わせが改善され、フェイスラインがスッキリする
  • ・歪んでいた顎のバランスが整い、左右対称に近づく
  • ・口が自然に閉じられるようになり、口元の緊張がなくなる
  • ・頬や顎周りの筋肉のバランスが整い、顔の印象が引き締まる

ただし、これらの変化はあくまで歯の位置が変わることによるもので、骨格自体が変化するわけではありません。
顎の形や骨の大きさを根本的に変えたい場合は、外科手術が必要になることを理解しておきましょう。

 

矯正で老け顔になることはあるのか

矯正後に「老けた気がする」「顔が変わりすぎた」と感じる人がいますが、これは顔の印象の変化によるものです。
特に、出っ歯を矯正すると、口元のボリュームが減ることでほうれい線が目立つことがあります。
また、口元の筋肉が緩むことで、人中(鼻の下)が伸びたように見えることもあります。

しかし、これらは一時的な変化であり、時間が経つと筋肉が馴染み、自然な表情になります。
また、矯正中は噛み合わせが変わることで表情筋の使い方が変わり、一時的に顔がこわばることもありますが、矯正が完了し、安定すれば違和感はなくなります。

老け顔を防ぐポイント

  • ・矯正治療前にシミュレーションを行い、治療後の変化をイメージする
  • ・必要に応じてほうれい線や頬のたるみ対策を併用する
  • ・口周りの筋肉を鍛えるトレーニングを取り入れる

 

フェイスラインを整えるための矯正のポイント

理想的なフェイスラインを手に入れるためには、治療前の計画が重要です。

  • ・3Dシミュレーションを行い、治療後のイメージを確認する
  • ・複数の歯科医院でカウンセリングを受け、納得のいく治療法を選ぶ
  • ・矯正と外科手術の違いを理解し、自分に合った方法を検討する
  • ・歯並びだけでなく噛み合わせのバランスも意識する
  • ・矯正後のリテーナー(保定装置)を適切に使用し、歯並びを維持する

これらのポイントを押さえることで、矯正後の満足度が高まり、顔のバランスも整いやすくなります。

 

矯正を成功させるための注意点

歯列矯正を成功させるためには、いくつかの注意点があります。
まず、治療期間が長くなることを理解し、根気よく続けることが大切です。
一般的に、矯正治療は1年半から3年程度かかることが多く、その後も保定期間が必要になります。
また、抜歯が必要なケースもあるため、事前に歯科医としっかり相談しましょう。
特に、非抜歯矯正を希望する場合は、歯を動かすためのスペースを確保できるかどうかを確認する必要があります。
さらに、矯正中の口腔ケアを徹底しないと、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、歯磨きや定期検診を欠かさないようにしましょう。

 

まとめ

歯列矯正によって骨格そのものが変わるわけではありませんが、歯の位置が整うことで顔の印象が大きく変わることがあります。
特に、口元のバランスが改善されることでフェイスラインがスッキリし、より整った横顔になります。
矯正を成功させるためには、事前のカウンセリングと適切な治療計画が重要です。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

室木 貴行 | Muroki Takayuki

北海道大学歯学部を卒業後、恵愛歯科および笠原歯科に勤務。その後、笠原歯科人形町で院長として勤務し、1998年にむろき歯科医院を開業、さらに分院としてふぁみりあ歯科を開業

 

【略歴】

 

【所属団体】

 

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住所:神奈川県横浜市青葉区新石川3-4-18

TEL:045-912-2633

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