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矯正中の口内炎を防ぐには?繰り返す理由と予防のコツを解説

矯正中の口内炎を防ぐには?繰り返す理由と予防のコツを解説

目次

 

たまプラーザ駅徒歩2分の歯医者・矯正歯科「たまプラーザむろき歯科・矯正歯科」です。
矯正中に口内炎が絶えずできてつらいと感じている方は多いのではないでしょうか。
「こんなに痛いなら矯正をやめたい」と思ってしまうほど、口内炎の痛みは深刻です。
実は、矯正中の口内炎には明確な原因と正しい対処法があります。
今回は、矯正中にできる口内炎の原因や種類、すぐにできる対策と予防法を詳しくご紹介します。
これを読むことで、矯正中でも痛みを最小限に抑え、快適に治療を続けるヒントが得られます。
結論として、正しい知識とケアを身につければ「矯正中の口内炎だらけ」は防げます。

 

矯正中に口内炎ができやすい理由

歯列矯正中に口内炎ができやすくなる原因の一つは、装置が口腔内の粘膜に直接触れることです。
特にワイヤー矯正ではブラケットやワイヤーの角が頬や唇の内側に当たり、摩擦や傷を引き起こしやすくなります。
また、矯正初期や装置を調整した直後は粘膜が装置に慣れておらず、口内炎ができやすいタイミングです。
さらに、矯正の痛みや不便さによって睡眠や栄養バランスが崩れ、免疫力が低下することも口内炎の原因となります。
これらの要因が重なることで、矯正中は「口内炎だらけ」になりやすい状態となるのです。

 

矯正中にできやすい口内炎の種類

矯正中にできる口内炎にはいくつかの種類があります。
もっとも多いのが「カタル性口内炎」で、矯正装置が粘膜に接触して傷ができることが主な原因です。
次に多いのが「アフタ性口内炎」で、これはストレスやビタミン不足、睡眠不足などで免疫力が低下したときに起こります。
また、「カンジダ性口内炎」や「ウイルス性口内炎」「アレルギー性口内炎」などもあり、それぞれ原因や治療法が異なります。

主な口内炎のタイプ

  • ・カタル性口内炎:装置の物理的な刺激によるもの
  • ・アフタ性口内炎:免疫力の低下が原因
  • ・カンジダ性口内炎:口内の不衛生による真菌感染
  • ・ウイルス性口内炎:ヘルペスなどのウイルスによる
  • ・アレルギー性口内炎:金属アレルギーなどの反応による

このように、矯正中はさまざまな種類の口内炎が発生しやすくなるため、症状の見極めが重要です。

 

矯正中の口内炎にすぐできる対処法

痛みが強い口内炎には、市販薬や矯正用ワックスの使用が効果的です。
矯正用ワックスは、装置のとがった部分に塗布することで摩擦を防ぎ、痛みの緩和と再発予防に役立ちます。
また、口内炎用の塗り薬やパッチタイプの薬を使用すると、炎症を抑えることができます。
矯正装置自体が原因であれば、歯科医院で装置を調整してもらうことも重要です。
これに加え、食事内容にも注意が必要で、刺激の強い食べ物は避けましょう。

口内炎対処法のポイント

  • ・矯正用ワックスを装着部分に塗布する
  • ・市販の塗り薬やパッチを使用する
  • ・辛い物、酸味のある物、熱い食事は避ける
  • ・痛みが強い場合は早めに歯科医へ相談

これらの方法を組み合わせることで、口内炎によるストレスを軽減できます。

 

日常生活でできる予防対策

矯正中に口内炎を予防するには、毎日の生活習慣の見直しが効果的です。
まず大切なのは、口腔内を清潔に保つことです。
装置周辺は歯ブラシだけでは磨き残しが出やすいため、歯間ブラシやタフトブラシを併用しましょう。
また、栄養バランスのとれた食事も不可欠で、ビタミンB2やB6、Cを意識的に摂取することが口内炎予防に役立ちます。
さらに、ストレスや睡眠不足も免疫低下を招くため、適度な運動やリラクゼーションも有効です。

 

生活習慣での予防法

  • ・ビタミンB群を多く含む食材(納豆、レバー、バナナなど)を摂取する
  • ・睡眠時間を確保し、規則正しい生活を心がける
  • ・ストレスをため込まないよう趣味や運動で解消する
  • ・歯磨き後にマウスウォッシュを活用して口腔内を殺菌する

日々の小さな意識が、口内炎の発生をぐっと減らします。

 

口内炎が長引く・頻発する場合の注意点

通常、矯正によってできた口内炎は1〜2週間ほどで自然に治ります。
しかし、何度も繰り返したり、10日以上治らない場合は、他の病気が原因となっていることも考えられます。
ウイルス性やアレルギー性の口内炎は自己判断が難しいため、早めに歯科医院や口腔外科を受診しましょう。
口内炎が続くことで食事や会話に支障をきたし、栄養状態が悪化するリスクもあります。
矯正治療をスムーズに進めるためにも、早期の対応が重要です。

 

まとめ

矯正中に口内炎が頻発するのは、装置による刺激や生活習慣の乱れが主な原因です。
痛みがひどい場合でも、矯正用ワックスや薬、食事の工夫で症状を軽減できます。
さらに、日常的に栄養管理や口腔ケアを徹底することで、口内炎を予防することが可能です。
もし症状が長引いたり頻繁に起こるようであれば、放置せずに専門医に相談しましょう。
正しい知識と対応で、矯正期間を快適に乗り越えていくことができます。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

室木 貴行 | Muroki Takayuki

北海道大学歯学部を卒業後、恵愛歯科および笠原歯科に勤務。その後、笠原歯科人形町で院長として勤務し、1998年にむろき歯科医院を開業、さらに分院としてふぁみりあ歯科を開業

 

【略歴】

 

【所属団体】

 

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住所:神奈川県横浜市青葉区新石川3-4-18

TEL:045-912-2633

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