医院ブログ

歯を削るその前に。後悔しない虫歯治療の選び方と当院の「残す」治療方針

「最近、なんとなく歯がしみる気がする…」 「歯医者に行かなきゃいけないのは分かっているけれど、痛いのは嫌だな…」

そんなふうに、受診をためらってしまうことはありませんか? 多くの方にとって、歯科医院は「痛くなってから仕方なく行く場所」かもしれません。しかし、勇気を出して来院された患者さまが、治療後に「もっと早く来ればよかった」と笑顔で帰られる姿を見るたび、私は「安心して通える場所」であることの大切さを痛感します。

こんにちは、院長の室木(むろき)です。 数ある歯科医院の中から自分に合った医院を見つけるのは、とても難しいことだと思います。特に「虫歯治療」は、歯科医師の考え方や技術によって、歯の寿命そのものが大きく左右される治療です。

この記事では、皆様が大切な歯を失って後悔しないために知っておいていただきたい「虫歯治療の真実」と「医院選びの基準」について、専門家の視点から分かりやすくお話しします。

 

目次

 

1. なぜ「歯科医院選び」で治療結果が大きく変わるのか

虫歯治療と聞くと、「黒くなった部分を削って、詰め物をするだけの単純な作業」だと思われていませんか? 実は、それは大きな誤解です。

近年、歯科医療の世界では「MI治療(ミニマルインターベンション:最小襲撃治療)」という考え方が主流になりつつあります。これは、「可能な限り歯を削らず、神経を抜かず、ご自身の歯の寿命を最大限に延ばす」という治療方針です。

しかし残念ながら、すべての医院がこの方針を徹底しているわけではありません。中には、小さな虫歯でも大きく削ってしまったり、十分な説明がないまま神経を抜いてしまったりするケースも存在します。 歯は一度削ると二度と元には戻りません。だからこそ、「どのような方針で治療を行っているか」をしっかりと確認し、納得できる説明をしてくれる医院を選ぶことが、あなたの歯を守る第一歩となるのです。

 

2. 痛みが出る前が肝心!見逃してはいけない「初期虫歯」のサイン

虫歯の進行度は専門的に「C0(初期)」から「C4(末期)」までの段階に分けられますが、最も注意が必要なのは、痛みを感じにくい「C0〜C1」の段階です。

初期の虫歯は穴が開いていないことも多く、ご自身ではなかなか気づけません。「痛い!」と感じたときには、すでに神経の近くまで進行している(C2〜C3)ことも珍しくないのです。 以下のような「小さなん違和感」を感じたら、それは歯からのSOSかもしれません。

  • ・歯の表面が白く濁っている(ホワイトスポット)
  • ・歯と歯の間に、舌で触るとザラザラした感じがある
  • ・冷たい水や風が「キーン」としみることがある
  • ・チョコレートなどの甘いものを食べると、特定の歯が痛む
  • ・デンタルフロスを通すと、いつも同じ場所で引っかかったり切れたりする

これらに一つでも当てはまる場合は、すぐに受診をご検討ください。早期発見できれば、歯を削らずに済む可能性が格段に高まります。

 

3. 歯の寿命を延ばすカギ。「削らない」治療(MI治療)とは?

「虫歯=すぐに削る」ではありません。 特に初期段階(C0)であれば、「再石灰化(さいせっかいか)」を促すことで、削らずに治せる可能性があります。再石灰化とは、唾液の中に含まれるカルシウムなどの成分が、溶け出した歯の表面を修復してくれる自然治癒のメカニズムです。

当院では、すぐにドリルを手にするのではなく、まずは以下のようなアプローチで「削らない可能性」を探ります。

  • ・高濃度フッ素の塗布による歯質強化
  • ・食生活や間食のリズムの見直し(お口が酸性になる時間を減らす)
  • ・PMTC(プロによるクリーニング)での徹底的な汚れ除去
  • ・正しいブラッシング指導

もし削る必要(C1〜C2)が出てきた場合でも、拡大鏡を使って虫歯の部分だけを精密に特定し、健康な歯質は一切削らないよう細心の注意を払います。「削る量を減らすこと」は、将来的に歯が割れたり、再び虫歯になったりするリスクを下げるために最も重要なことです。

 

4. 院長が約束する「安心・納得」のための4つの取り組み

私たちが目指すのは、「とりあえず治す」ことではなく、「患者さまが生涯ご自身の歯で食事を楽しめるようにする」ことです。そのために、当院では以下の4つの視点を大切にしています。

① 「見える」から安心できる精密診断と説明

口頭だけの説明では、イメージが湧きにくいものです。当院では、デジタルレントゲンや口腔内カメラで撮影した画像をお見せしながら、「どこが、どのようになっているのか」を視覚的に分かりやすくご説明します。 モニターでご自身の歯の状態を確認していただき、複数の治療選択肢(保険診療・自由診療含む)のメリット・デメリットをしっかりお伝えした上で、患者さまと一緒に治療方針を決定します。

② 「残す」ことにこだわる最小限の切削

先ほどお話しした「MI治療」を実践するために、肉眼では見えない細部まで確認できる「拡大鏡」を使用します。 また、削った部分に詰める素材(レジンやセラミック)も、接着性が高く、歯との隙間ができにくい高品質なものを選定しています。これにより、詰め物の下で再び虫歯になる「二次カリエス」のリスクを抑えます。

③ 「再発させない」ための徹底した予防プログラム

「治療が終わった日」は「予防のスタート日」です。 歯科衛生士が担当制でつき、患者さま一人ひとりの歯並びや癖に合わせたブラッシング指導、フロスや歯間ブラシの使い方を丁寧にレクチャーします。 また、唾液検査などで「なぜ虫歯になったのか」という根本原因(リスク)を分析し、あなただけの予防プランをご提案します。

④ お口全体を診る「包括的」な視点

当院は、一般歯科だけでなく、矯正歯科、インプラント、審美治療にも対応しています。 例えば、歯並びが悪くて磨き残しができやすい場合には矯正治療を提案したり、噛み合わせのバランスを整えたりと、虫歯治療単体ではなく「お口全体の健康」をトータルで管理できるのが強みです。 複数の医院を掛け持ちすることなく、一貫した方針で長く通っていただけます。

 

5. 治療後のケアこそが本番です

厳しい言い方になってしまうかもしれませんが、どれほど優れた治療を行っても、その後のケアを怠れば虫歯は必ず再発します。再治療を繰り返せば、歯はどんどん小さく、脆くなり、最終的には抜歯せざるを得なくなります。

そうならないために必要なのが、「プロフェッショナルケア(定期検診)」と「セルフケア(毎日の歯磨き)」の両立です。

当院では、3〜6ヶ月ごとの定期検診を推奨しています。 「痛くないのに歯医者に行くの?」と思われるかもしれませんが、痛くないときにこそ、クリーニングでバイオフィルム(細菌の膜)を除去し、お口の中をリセットすることが大切です。 通い続けることは簡単ではありませんが、当院は駅からのアクセスや土曜診療、バリアフリー対応など、患者さまが無理なく通院を継続できる環境づくりにも力を入れています。

 

6. まとめ:たまプラーザで安心の虫歯治療を受けるなら

虫歯治療において最も大切なのは、早期発見と、信頼できるパートナー(歯科医院)選びです。 「削る」技術だけでなく、「守る」ための熱意を持っているか。そして、あなたの不安に寄り添い、納得いくまで説明してくれるか。 ぜひ、そんな視点で歯科医院を選んでみてください。

当院では、患者さまの将来を見据えた「丁寧で誠実な治療」をお約束します。 「少し気になることがある」「久しぶりに検診を受けたい」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

室木 貴行 | Muroki Takayuki

北海道大学歯学部を卒業後、恵愛歯科および笠原歯科に勤務。その後、笠原歯科人形町で院長として勤務し、1998年にむろき歯科医院を開業、さらに分院としてふぁみりあ歯科を開業

 

【略歴】

 

【所属団体】

 

たまプラーザ駅徒歩2分の歯医者・矯正歯科

たまプラーザむろき歯科・矯正歯科

住所:神奈川県横浜市青葉区新石川3-4-18

TEL:045-912-2633

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