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虫歯だらけでも矯正できる?治療前の注意点と対策を徹底解説

虫歯だらけでも矯正できる?治療前の注意点と対策を徹底解説

目次

たまプラーザ駅徒歩2分の歯医者・矯正歯科「たまプラーザむろき歯科・矯正歯科」です。
「歯並びを整えたいけど、虫歯がたくさんあるから矯正は無理かも…」と悩んでいませんか?
虫歯がある場合、矯正治療はできないと思われがちですが、実際にはしっかり治療すれば問題なく矯正を始めることが可能です。
矯正と虫歯の関係は歯科医の専門的判断が必要であり、個々の口腔内の状態によって対応が異なります。
今回は、虫歯がある場合の矯正開始の条件や、治療の流れ、注意点を詳しく解説します。
虫歯が多い方でも矯正を諦めず、理想の歯並びを手に入れるための第一歩になります。
結論として「虫歯をしっかり治療すれば、矯正は可能」です。

 

虫歯だらけでも矯正はできるのか

虫歯が多数ある場合でも、基本的には治療を終えれば矯正治療は可能です。
しかし、虫歯を放置したまま矯正を開始すると、矯正装置が治療の妨げになるだけでなく、虫歯が進行しやすくなるリスクがあります。
矯正治療は数年単位の長期治療であるため、その間に虫歯が悪化してしまうと、装置の取り外しや治療の中断、最悪の場合には歯の喪失につながることもあります。
したがって、矯正をスムーズに進めるためには、まず現在ある虫歯をすべて治療し、口腔内を清潔で健康な状態にしておくことが大切です。
虫歯が多い方こそ、専門の歯科医師の判断と綿密な治療計画に基づいて矯正を始める必要があります。

 

矯正治療前にやるべき虫歯の対応

矯正前の診査では、虫歯の有無や進行状況を正確に確認するために、レントゲン撮影や口腔内写真、歯周組織のチェックが行われます。
虫歯が見つかった場合には、まず虫歯治療を優先し、痛みや炎症のない健康な状態を目指します。
その際、詰め物や被せ物の種類も矯正計画に影響するため、矯正医と連携して進めることが重要です。
特に、矯正によって歯の位置が動くと咬み合わせも変化するため、安易に大きな被せ物を装着するのは避けましょう。
矯正を見据えた虫歯治療を行うことで、よりスムーズに治療を進めることができます。

矯正前の虫歯治療で注意すべきポイント

  • ・治療済みの歯が動かせるかどうかを考慮する
  • ・クラウンやブリッジなど大きな補綴は矯正計画と要調整
  • ・根管治療後の歯は破折リスクもあるため慎重に対応
  • ・虫歯が原因で抜歯が必要な場合も矯正計画に影響する
  • ・必要に応じて再治療を含む包括的な治療を検討する

 

矯正中に虫歯になった場合の対処法

矯正中も虫歯になるリスクは常にあります。
装置が歯に接着されていることで歯磨きがしにくくなり、食べかすや歯垢が溜まりやすくなるためです。
軽度の虫歯であれば装置を外さずに治療が可能な場合もありますが、進行した虫歯の場合は一時的に装置を外して治療を行う必要が出てきます。
装置の取り外しは矯正計画に遅れをもたらすため、虫歯予防の徹底が何よりも重要です。
また、矯正中は歯の移動により歯根や歯茎に負担がかかることもあるため、虫歯だけでなく歯周病にも注意が必要です。
定期的な検診と適切なセルフケアを並行して行い、トラブルを未然に防ぐ努力が求められます。

 

虫歯になりにくい矯正方法の選び方

矯正方法によって虫歯リスクは大きく異なります。
ワイヤー矯正(特に表側)は装置が複雑で清掃が困難になりがちです。
裏側矯正は唾液による自浄作用が得られやすく、虫歯リスクはやや低いとされています。
マウスピース矯正は取り外しが可能で、清掃しやすいのが大きなメリットですが、装着時間やケア方法を誤ると虫歯の温床になることもあります。
虫歯ができやすい人は、矯正方法を決める際に「自分がきちんとケアできるかどうか」を最も重視すべきです。
歯科医師とよく相談し、ライフスタイルに合った矯正法を選ぶことで、トラブルを防ぐことができます。

矯正方法ごとの虫歯リスク比較

  • ・表側ワイヤー矯正:清掃が難しくリスク高
  • ・裏側ワイヤー矯正:唾液の自浄作用でやや低リスク
  • ・マウスピース矯正:取り外し可能で清潔だが、装着管理が重要
  • ・部分矯正:虫歯部位に装置がなければ並行治療も可能

 

矯正中に虫歯を防ぐセルフケアの基本

矯正中のセルフケアは、虫歯予防の鍵を握ります。
まず、歯磨きは最低でも朝晩の2回、できれば毎食後に行うのが理想です。
歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやフロスを併用し、矯正装置の隙間に詰まった汚れを丁寧に除去しましょう。
フッ素入りの歯磨き粉や洗口剤を取り入れると、虫歯予防効果が高まります。
また、甘い飲み物や間食を控え、砂糖の摂取量をコントロールすることも大切です。
さらに、月1〜2回の定期検診とプロフェッショナルクリーニングを受けることで、虫歯の早期発見が可能になります。
正しいセルフケアを継続することで、虫歯だらけにならずに矯正を完了させることができます。

 

まとめ

虫歯がたくさんある方でも、きちんと治療をすれば歯列矯正を受けることは十分に可能です。
ただし、矯正前には虫歯治療を終え、矯正中は虫歯を予防するための徹底したセルフケアが必要です。
矯正装置の種類や生活習慣によってリスクは変わりますので、自分に合った方法を歯科医と相談して選ぶことが重要です。
虫歯と矯正の両方をしっかり管理することで、健康で美しい歯並びを手に入れられます。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

室木 貴行 | Muroki Takayuki

北海道大学歯学部を卒業後、恵愛歯科および笠原歯科に勤務。その後、笠原歯科人形町で院長として勤務し、1998年にむろき歯科医院を開業、さらに分院としてふぁみりあ歯科を開業

 

【略歴】

 

【所属団体】

 

たまプラーザ駅徒歩2分の歯医者・矯正歯科

たまプラーザむろき歯科・矯正歯科

住所:神奈川県横浜市青葉区新石川3-4-18

TEL:045-912-2633

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