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矯正中に電動歯ブラシは使える?正しい使い方と選び方を解説

矯正中に電動歯ブラシは使える?正しい使い方と選び方を解説

目次

たまプラーザ駅徒歩2分の歯医者・矯正歯科「たまプラーザむろき歯科・矯正歯科」です。
矯正中の歯磨き、面倒だと感じたことはありませんか?
歯列矯正中は装置の影響で歯が磨きにくく、虫歯や歯周病のリスクが高まるためセルフケアがとても重要です。
そんな中、「電動歯ブラシは矯正中でも使っていいの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。
今回は、矯正中の電動歯ブラシの使用可否や注意点、効果的な使い方を詳しく解説します。
電動歯ブラシのメリットや正しい選び方を知ることで、毎日のケアがぐっとラクになり、清潔な口腔環境を維持しやすくなります。
結論から言えば「矯正中でも電動歯ブラシは使える」ため、ポイントを押さえた使い方を習得しましょう。

 

矯正中でも電動歯ブラシは使える?

歯列矯正中でも電動歯ブラシの使用は問題ありません。
むしろ、効率的に歯垢(プラーク)を除去できるツールとして推奨されることもあります。
特にワイヤー矯正のように固定式装置がついている場合、歯と器具の間に食べかすが残りやすく、手磨きでは落としきれないこともあります。
電動歯ブラシの細かな振動により、短時間で広範囲の汚れを落とせるため、時間のない方や手先の器用さに自信がない方にも向いています。
ただし、装置を傷つけないように「適切な圧力」と「正しい当て方」を意識する必要があります。
選び方や使い方を誤ると、逆効果になることもあるため注意しましょう。

 

矯正中に適した電動歯ブラシの選び方とは?

矯正中に電動歯ブラシを使用する際は、機能や構造をしっかり選ぶことが重要です。
特にブラケットやワイヤーに引っかかりにくいタイプを選ぶことで、破損のリスクを避けられます。
おすすめは音波振動式で、1万〜3万回/分の振動数を持つ製品です。
また、ヘッドが小さく操作性に優れているモデルも扱いやすいです。
以下のような条件に当てはまる製品が矯正中のケアに向いています。

  • ・振動タイプは「音波振動式」
  • ・振動数は1万〜3万回/分が理想的
  • ・ヘッドが小さくブラケット周囲も磨きやすい
  • ・「過圧防止機能」がついていると安心
  • ・ブラシの硬さは「ふつう」または「やわらかめ」

 

電動歯ブラシの正しい使い方と注意点

電動歯ブラシは「軽く当てるだけで汚れを落とす」点が最大の特徴です。
手磨きのように力を入れてゴシゴシと動かす必要はありません。
矯正中の歯や装置はデリケートなため、押しつけすぎや長時間の磨きすぎはNGです。
さらに、歯磨き粉の選び方にも注意が必要です。
研磨剤入りのものはエナメル質や装置を傷つける可能性があるため、低研磨もしくはジェルタイプの歯磨き粉を選びましょう。
併せて、以下のような注意点を守ることが重要です。

  • ・電動ブラシは歯に優しく「当てるだけ」でOK
  • ・1か所に数秒以上当て続けない
  • ・使用後はヘッドを水洗いして清潔に保つ
  • ・ブラシの毛先が開いたら1〜2か月で交換する
  • ・フロスや歯間ブラシを併用するとさらに効果的

 

手磨きとの違いと併用するメリット

電動歯ブラシが優れているからといって、手磨きが完全に不要というわけではありません。
それぞれに長所があり、目的に応じて併用することで口腔ケアの質を高められます。
電動歯ブラシは「スピーディで広範囲」を磨くのに適しており、手磨きは「細部を丁寧に仕上げる」場面で活躍します。
特にブラケット周囲や歯と歯の間などはタフトブラシやフロスといった補助ツールも積極的に取り入れましょう。

 

矯正中こそ毎日の口腔ケアが重要

矯正治療中は歯が動いている途中であり、歯茎も変化しやすい状態です。
プラークが溜まると虫歯や歯周病だけでなく、歯茎の炎症や後戻りといったリスクも高まります。
だからこそ、毎日のケアが将来の歯の健康に直結します。
忙しくても歯磨きを疎かにせず、正しい電動ブラシの使い方を身につけましょう。
特に寝る前のブラッシングは非常に重要です。
唾液の分泌が減る夜間は、細菌が活発に増殖するタイミングです。
電動歯ブラシを活用し、しっかりプラークを除去してから眠ることで、口腔内を良好に保てます。

 

まとめ

矯正中に電動歯ブラシは使えるのかという問いに対しての答えは「正しく使えば非常に効果的」です。
使用する電動ブラシの種類や磨き方を誤らなければ、ワイヤーやブラケットの周囲まで効率的に清掃でき、虫歯や歯周病のリスクを抑えることができます。
また、補助的にタフトブラシや歯間ブラシを活用することで、さらに高精度なケアが可能となります。
矯正治療中こそ口腔ケアにこだわり、将来の美しい歯並びと健康な歯を守りましょう。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

室木 貴行 | Muroki Takayuki

北海道大学歯学部を卒業後、恵愛歯科および笠原歯科に勤務。その後、笠原歯科人形町で院長として勤務し、1998年にむろき歯科医院を開業、さらに分院としてふぁみりあ歯科を開業

 

【略歴】

 

【所属団体】

 

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住所:神奈川県横浜市青葉区新石川3-4-18

TEL:045-912-2633

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