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矯正中の食事は何を食べる?気をつけるべき ポイントと注意点

矯正中の食事は 何を食べる?気をつけるべき ポイントと注意点

目次

 

たまプラーザ駅徒歩2分の歯医者・矯正歯科「たまプラーザむろき歯科・矯正歯科」です。
矯正治療を始めたばかりで「何を食べればいいの?」と悩んでいませんか?
特に、矯正装置をつけた直後やワイヤーの調整後は、歯が敏感になり噛むのがつらくなります。
また、装置が壊れるリスクがあるため、食べ方や食材選びには注意が必要です。
今回は、矯正中に食べやすい食材や避けるべき食品、食事のコツまで詳しく解説します。

 

矯正中に痛みがあるときのおすすめ食材

噛まずに食べられる食べ物

矯正直後やワイヤー調整後は、歯に強い圧力がかかるため、痛みを感じやすくなります。
この期間は、できるだけ噛まずに食べられる食品を選びましょう。
おかゆや雑炊、リゾットは米がやわらかく、スープを含んでいるため飲み込みやすいです。
スープやポタージュも、食材をミキサーにかけることで噛まずに栄養を摂ることができます。
また、茶碗蒸しやヨーグルト、ゼリーは口当たりがなめらかで、痛みがあるときでも負担が少なく食べやすいのが特徴です。

歯に優しく栄養をとれる食品

痛みがあるときでも、タンパク質やビタミンをしっかり摂ることが大切です。
痛みがあるときでも、タンパク質やビタミンをしっかり摂ることが大切です。
白身魚(煮魚、ムニエル)は脂肪分が少なく消化が良いため、矯正中に最適なタンパク質源です。
ひき肉料理(ハンバーグ、つくね)は、噛む必要が少なく、やわらかく仕上げることができるためおすすめです。
また、卵料理(オムレツ、スクランブルエッグ)は調理方法次第でより食べやすくなり、栄養価も高いため、積極的に取り入れましょう。

痛みが強いときにおすすめの食事

痛みがあるときは、以下のような食事メニューを選ぶとスムーズに食べられます。

  • ・おかゆ(梅がゆ、卵がゆ)
  • ・コーンポタージュ
  • ・茶碗蒸し
  • ・豆腐ハンバーグ

 

矯正中の食事のコツ|装置を壊さないために

食材の大きさや調理方法を工夫する

矯正中は、前歯で噛み切る動作が難しくなります。
そのため、食材はできるだけ小さくカットし、やわらかく煮込むなどの工夫が必要です。
たとえば、りんごはそのまま食べるのではなく、すりおろしてヨーグルトと混ぜると食べやすくなります。
また、パンはそのまま食べるのではなく、スープに浸してやわらかくすると噛む負担が減ります。

ゆっくり食べる

矯正装置に負担をかけないためには、一口の量を少なめにしてゆっくり食べることが重要です。
一度に多くの食べ物を口に入れると、装置に食べ物が詰まりやすくなります。
特にワイヤー矯正の場合、細かい食べかすが挟まると、取り除くのが大変です。
食べる際は、よく噛むことを意識しながら、少量ずつ口に運びましょう。

こまめに水を飲む

食事中にこまめに水を飲むことで、食べかすを流しやすくなります。
特に装置の隙間に挟まりやすい細かい食材を食べるときは、水を飲む習慣をつけると口内を清潔に保てます。
外出先で歯磨きができない場合でも、水で口をゆすぐことで、ある程度の汚れを落とすことができます。

 

矯正中に避けるべき食べ物

硬くて装置が壊れる食品

矯正中に最も注意すべきなのは、硬い食べ物です。
せんべい、ナッツ、フランスパン、氷、硬いグミなどは、強く噛むことでワイヤーやブラケットが外れる原因になります。
特に、ナッツ類は細かい破片が歯の隙間に詰まりやすいため、できるだけ避けるようにしましょう。

粘着性が高く装置に絡みやすい食品

キャラメル、お餅、ガムなどの粘着性が高い食品は、矯正装置に絡みやすく、取り除くのが難しいため注意が必要です。
装置の間に入り込むと、歯磨きでも除去しにくくなり、虫歯のリスクを高めます。
また、ガムを噛むと装置にくっついてしまい、取れなくなることがあるため、矯正中は避けるのがベストです。

食べかすが挟まりやすい食品

ラーメンや細い麺類、アスパラガス、えのきなどの繊維質の多い食材は、矯正装置の間に詰まりやすくなります。
食べても問題はありませんが、食後の歯磨きを徹底し、フロスや歯間ブラシを活用すると良いでしょう。

 

矯正中の外食で気をつけるポイント

矯正中でも外食を楽しみたいと考える方は多いですが、「食べられるメニューが限られるのでは?」「矯正装置に食べ物が詰まりやすいのでは?」と不安を感じることもあります。
しかし、ポイントを押さえれば矯正中でも外食を楽しむことができます。

外食で選ぶべきメニュー

矯正中は、できるだけやわらかい食べ物を選ぶことが大切です。
うどんや親子丼、シチュー、グラタンなどの料理は噛む負担が少なく、矯正装置にも優しいためおすすめです。
特に煮込み料理は食材がやわらかくなっているため、噛むのが楽になります。
以下のメニューは矯正中でも比較的食べやすいので、外食時に積極的に選ぶと良いでしょう。

  • ・うどん
  • ・親子丼
  • ・シチュー
  • ・グラタン
  • ・ハンバーグ(デミグラスソースなどでやわらかく仕上げたもの)

避けるべき外食メニュー

矯正中に避けるべきメニューには、硬いもの、粘着性があるもの、食べかすが詰まりやすいものがあります。
たとえば、サンドイッチや硬いパンが入ったバーガー類は、前歯でかじる動作が必要になるため、ブラケットが外れるリスクがあります。
また、ステーキなどの噛み応えのある肉料理も避けたほうが良いでしょう。
特に以下のようなメニューは、矯正中には適していません。

  • ・フランスパンやバゲット
  • ・ハード系のサンドイッチやハンバーガー
  • ・ステーキや焼肉

外食時の食べ方の工夫

矯正中に外食する際は、食べ方を工夫することでより快適に食事を楽しむことができます。
まず、大きな食材は事前に小さくカットし、奥歯を使ってゆっくり噛むことを意識しましょう。
また、装置に食べかすが詰まるのを防ぐために、こまめに水を飲みながら食べるのも効果的です。
特に外食後は歯磨きができないことが多いため、食事後にお茶や水を飲んで口の中を洗い流すようにしましょう。

 

矯正中のよくある質問(FAQ)

矯正中の痛みが強くて何も食べられないときは?

矯正装置をつけた直後やワイヤー調整後は、歯にかかる圧力が強くなり、痛みを感じることがあります。
痛みが強いときは、スムージーやプロテインドリンクなど、噛まずに栄養を摂れる食品を活用しましょう。
また、冷たいゼリーやアイスクリームを食べると痛みが和らぐこともあります。

矯正中でも外食を楽しむ方法は?

スープ系の料理や煮込み料理を選び、やわらかい食材を中心に食べると安心です。
事前に食べやすいメニューを調べておくと、より快適に外食を楽しめます。
また、食べかすが装置に詰まりやすい場合は、食後にうがいをするのも効果的です。

矯正中に硬い食べ物を食べて装置が外れたら?

無理に自分で直そうとせず、すぐに歯科医院へ連絡してください。
破損した装置を持参すると、スムーズに対応してもらえます。
特にワイヤーが外れた場合、自己判断でカットするのは危険なため、歯科医院の指示を仰ぎましょう。

 

矯正中でも栄養バランスを崩さないためのポイント

たんぱく質をしっかり摂る

  • ・卵(スクランブルエッグ、茶碗蒸し、温泉卵)
  • ・鶏ひき肉(つくね、豆腐ハンバーグ)
  • ・魚(白身魚の煮つけ、ムニエル)
  • ・豆腐(湯豆腐、麻婆豆腐)

ビタミン・ミネラルを補う工夫

  • ・ビタミンB2が多い食品(納豆、のり、レバー、牛乳)
  • ・ビタミンB6が多い食品(まぐろ、かつお、バナナ、にんにく)
  • ・ビタミンCが多い食品(オレンジ、キウイ、ブロッコリー)

カルシウムを意識的に摂取

  • ・カルシウムを含む食品(ヨーグルト、チーズ、小松菜、豆乳)

 

まとめ

矯正中の食事は、装置に負担をかけずにバランスよく栄養を摂ることが大切です。
痛みがある時はやわらかい食材を選び、硬いものや粘着性のある食べ物は避けましょう。
外食時も食べやすいメニューを選べば、矯正中でも食事を楽しむことができます。
また、たんぱく質やビタミン、カルシウムを意識的に摂取することで、健康的な食生活を維持できます。
正しい食事の知識を身につけ、矯正ライフを快適に過ごしましょう。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

室木 貴行 | Muroki Takayuki

北海道大学歯学部を卒業後、恵愛歯科および笠原歯科に勤務。その後、笠原歯科人形町で院長として勤務し、1998年にむろき歯科医院を開業、さらに分院としてふぁみりあ歯科を開業

 

【略歴】

 

【所属団体】

 

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住所:神奈川県横浜市青葉区新石川3-4-18

TEL:045-912-2633

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