虫歯治療

虫歯治療について

STEP06 治療完了・アフターメンテナンス

以前は歯科での治療が痛いので、虫歯をそのままにするか治療に行くか迷うと言われる方もいらっしゃいました。完全に痛みが伴わないというのは正確ではないと思いますが、通院するのが躊躇されるような痛みを伴う治療をする事はないようにしています。

歯の削り方も出来るだけ天然歯を残せるよう工夫し、保険治療からセラミックやジルコニア等の自費治療まで患者様のご希望でお選びいただけます。

自費治療では接着に気を使って虫歯の再発を抑える努力をしています。当院では予防治療をすすめているため一般歯科治療をするケースは随分減ってまいりました。今後も予防をすすめて益々削って詰める、被せるなどの一般歯科を無くしていこうと考えています。

軽度の虫歯から重度の虫歯

歯が痛む時点で虫歯の症状は
進行しています

虫歯は治るものとお考えの方は多いようですが、実は完治は難しく、再発のリスクが高い病気の1つです。
虫歯を治療した箇所は虫歯にならないという見方をされる方も多いですが、治療痕のわずかな隙間から菌が入り込み、虫歯が再発するケースも少なくありません。

2次カリエスの該当歯

たまプラーザむろき歯科・矯正歯科では、患者様の負担を抑えるべく、虫歯の早期発見に努め、最小限の治療で済むようにと考えています。
そのため、虫歯治療はもちろんのこと、治療完了後の予防にも力を入れています。

虫歯の疑いがある方、長期的に虫歯を抑えたい方は、一度当院までお越しください。

虫歯の早期発見、治療の
メリット

歯と歯茎の境目が要注意

歯と歯茎の境目が要注意

子供の虫歯の主な原因は、歯の深い溝にたまった汚れが取り切れていないことです。 おやつや食事のカスが取り切れず、蓄積することで虫歯になってしまいます。 対して大人の虫歯の原因は、子供とは違い、歯と歯茎の間にできる隙間にあります。 歯周病や年齢を重ねることで歯茎の位置が下がってしまうことに原因があります。 歯は本来硬いエナメル質でできていますが、歯茎が下がり、露出する部分は柔らかいセメント質や象牙質でできています。 そのため、虫歯になりやすくなってしまいます。 特に歯の食いしばりや歯ぎしりをする人は、虫歯の要因となるため、クセを改善する必要があります。 歯にかかる圧力によって、歯と歯茎の境目が壊れ、歯茎の根本が露出してしまうからです。 また、子供の頃の虫歯の詰め物の隙間に虫歯ができることもあります。 歯と金属の少しの隙間から菌が入り込んだり、虫歯の悪いところが取り切れていなかったことでも虫歯になります。 ガムを噛んでいる時に詰め物が取れ、歯科医に来た時には既に虫歯が進行しているといったケースもあります。 さらに詰め物が取れてしまった部分は柔らかい象牙質のため、虫歯の進行スピードも速くなります。 痛みがなかったとしても、詰め物が取れてしまった時は歯科医院に来た時には相談してください。

虫歯の進行段階と治療法

C0 ごく初期の虫歯

症状

歯の表面のエナメル質がとけ、白く濁りが感じられる状態。
まだ、歯に穴は空いておらず、痛みなどの自覚症状はありません。

C0 ごく初期の虫歯

歯の表面のエナメル質がとけ、白く濁りが感じられる状態。
まだ、歯に穴は空いておらず、痛みなどの自覚症状はありません。

治療法

適切なブラッシングやフッ素の塗布で治ることもあります。

C1 エナメル質の虫歯

症状

歯の表面のエナメル質がさらにとけ、黒ずみが見られるようになってきます。
冷たいものがしみるようになることもありますが、まだ痛みはありません。

C1 エナメル質の虫歯

歯の表面のエナメル質がさらにとけ、黒ずみが見られるようになってきます。 冷たいものがしみるようになることもありますが、まだ痛みはありません。

治療法

虫歯になってしまった部分を削り、レジンという歯科用プラスチックで詰めて治療します。

C2 象牙質の虫歯

症状

C2 象牙質の虫歯

エナメル質よりさらに内部の象牙質まで虫歯が進行した状態です。 冷たいものや甘いものがしみるようになり、時々痛みを感じることもあります。

エナメル質よりさらに内部の象牙質まで虫歯が進行した状態です。
冷たいものや甘いものがしみるようになり、時々痛みを感じることもあります。

治療法

虫歯になってしまった部分を削り、インレー(詰め物)を詰めます。

C3 神経まで達した虫歯

症状

神経まで虫歯が進行してしまった状態です。
熱いものもしみるようになり、何もしていない状態でも、ズキズキとした痛みを感じるようになります。

C3 神経まで達した虫歯

神経まで虫歯が進行してしまった状態です。 熱いものもしみるようになり、何もしていない状態でも、ズキズキとした痛みを感じるようになります。

治療法

神経を除去し、神経のあった管(根管)の内部を消毒し薬剤を詰める根管治療を行います。また、そこにクラウン(被せ物)を被せます。

ラバーダムとは?

歯全体をゴムのシートで覆い、虫歯菌に感染した歯のみを露出させる器具です。
ラバーダムを用いることで、他の歯への虫歯菌の感染を予防することができます。

C4 歯根まで達した虫歯

症状

歯の大部分がとけてしまい、歯根まで虫歯に冒されてしまった状態です。
神経が死んでしまうため痛みがなくなりますが、歯根部に膿が溜まると痛みが出ます。

C4

歯の大部分がとけてしまい、歯根まで虫歯に冒されてしまった状態です。 神経が死んでしまうため痛みがなくなりますが、歯根部に膿が溜まると痛みが出ます。

治療法

ここまで来ると、抜歯が必要になることが多いです。
抜歯後は入れ歯やブリッジ、インプラントなどで失った歯を補う他ありません。

根管治療

根管治療について

根管治療について

歯の根にある根管の治療のことを”根管治療”(歯内治療)といいます。
歯を残す目的として探求された治療法になります。

虫歯になってしまった部分をそのままにしていても良くなるばかりか、悪くなる一方です。
虫歯が進行し、歯髄に達しているひどい虫歯は歯を残すために根管治療を要します。

歯の神経を取る治療の他、症状によっては、神経を残す治療、感染した根管の細菌のみを取り除く治療、外科的歯内療法といった方法がとられます。
どれも根管治療の1つで、歯を残すために探求された治療方法です。

ひどい虫歯をそのまま放置していたり、何度も根管治療を繰り返しているのであれば、是非下記を読み、ご自身の歯について、お考えていただけると幸いです。

セルフチェックの結果説明

正常歯髄・正常根尖歯周組織

冷たいものなどに対して一瞬しみるといった症状があることもありますが、痛みが一瞬であれば、歯髄または根尖歯周組織の状態は正常と考えられます。
ただし、知覚過敏や初期の虫歯の影響による症状であることも考えられるため、定期的な歯科検診を受けることをおすすめします。

また、根尖歯周組織が正常であると判断されても、いつの間にか根尖性歯周炎にかかってしまっていることもあります。
既根管治療歯に関しては、定期的なレントゲン撮影による検診も有用です。

可逆性歯髄炎

可逆性歯髄炎は、歯の神経に虫歯が達し、細菌感染を起こしている状態です。
単純な虫歯の治療、もしくは生活歯髄保存療法により、歯髄が残せることもあります。

不可逆性歯髄炎

不可逆性歯髄炎は、神経だけではなく、根尖周囲組織までに炎症が広がっていることがあります。これは、根尖性歯周炎と呼ばれます。
歯の神経に虫歯が達し、根管内で細菌感染を起こしている状態です。

生活歯髄保存療法で神経を残す治療を行うこともありますが、成功率は可逆性歯髄炎と比べ低くなります。
歯の神経をとる抜髄治療が必要かどうかは、精密な診査が必要となります。
まずは、検査やカウンセリングを受けましょう。

歯髄壊死

歯髄壊死が起こると、根尖性歯周炎も引き起こされている可能性があります。
歯髄が壊死してしまうと根管内全体が細菌感染を引き起こすため、根管治療の成功率が歯髄炎の抜髄処置よりも低い確率となります。
しかし、歯根端切除術(外科的歯内療法)を併用して行うことで、ほとんどのケースでは治癒が可能となります。
治療方針(コンセプト)に沿った治療を行い、再発を予防していくことが大切です。

根尖性歯周炎

根尖性歯周炎は、根管治療の際に見逃された根管や治療時の細菌感染によって歯の内部で細菌が増殖してしまうことで引き起こされます。

根尖性歯周炎の治療は、再根管治療(感染根管治療)、歯根端切除術(外科的歯内療法)を併用します。

※繰り返しの根管治療は、抜歯のリスクを高めることもあります。
これは、何度も歯を削ることによって歯質が少なくなり、歯の強度が低下してしまうためです。
また、無菌的な環境ではない場合、治療時に細菌が入り込み、細菌感染を引き起こすこともあります。

※あくまでも、結果は参考になります。
正確な診断は、歯科医師による精密な診査が必要です。